真珠珠足し

春はお出かけとイベントの季節。ゴールデンウィークにジューンブライド、母の日や父の日など。行楽や行事も多く、おしゃれをされる機会も多くなるのではないでしょうか。しかし、いざお持ちのジュエリーを身につけようと手に取ると小キズが付いてしまっていた。ネックレスのチェーンが切れていた。糸やワイヤーが緩んでしまっていた。などなど、ご経験はございませんか?さぁ、お持ちのジュエリーのチェックの季節です。Switchではジュエリーの修理も承っております(状態や種類によって修理出来ないものもございます)。しかし、「専門性が強く聞きにくい」「修理の方法が分かりにくい」といった声を頂くことがあります。今回はジュエリー修理の豆知識のごく一部ですが、ご紹介したいと思います。

 

ロー付け

ネックレスチェーン切れや指輪のサイズ直しの際に金属を接合させること。ロウとは金属を接合させる合金のことで、金には金ロウ、プラチナにはプラチナロウを使います。最近多い、18金ホワイトゴールドのネックレスチェーン切れはロー付け後にロジュームメッキというメッキ加工が必要になります。

サイズ直し(大きくする場合)

主にリングの中心部分を切り、リングを大きくするのに必要な金属を足してロウ付けし、型を整えます。リングサイズは1番ごとに1mm大きくなります。指輪のウデの部分にたくさん石が留まっているものや熱に弱い宝石が留まっている指輪は注意が必要です。
デザインに関わらず、大幅なサイズ直しは極力控えたほうがよいかもしれません。

真珠の糸替え

ご使用頻度や状況によりますが、糸替えの時期の目安はおよそ3年に一度といわれています。真珠と真珠の間から糸が見え始めたら、糸が弱ってきているサインです。糸替えをおすすめします。南洋白蝶や黒蝶の大きなパールはワイヤーで糸替えした場合が良い時もあります。バロックの珠などは糸では強度が足りない場合がほどんどです。

新品仕上げ

プラチナや金で作られたジュエリーは小さな傷などがついても綺麗に戻すことが可能です。まるで新品のような輝きに戻るので“新品仕上げ”という名前で呼ばれています。
※状態があまりにも良くない場合は、完全には戻らない場合もございます。

Re:Switchでは上記のようなジュエリーにお修理も承っております。
お気軽にお尋ねくださいね。

お修理の価格目安ページ

※ページの下の部分がお修理のご紹介になります。

作業風景1